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研究科長あいさつ

教育人間科學研究科長 <br>遠藤 健治 [Kenji Endo]

教育人間科學研究科長
遠藤 健治 [Kenji Endo]

研究科長あいさつ

 教育人間科學研究科は、教育人間科學部が教育學科と心理學科を統合して2009年度に設立したのと時を同じくして、2009年度に設置しました。本研究科を構成する教育學専攻と心理學専攻は、それぞれの學科に基礎を置いていることから、學部教育との一貫性を擔保するという意義もありますが、両専攻ともに、人間としての実踐のフィールドを背景に持ち、ひとりひとりの人間の諸問題を考究の対象にするという點でも、一體感をもって教育目標?人材養成の目標を追究できるわけです。
 本研究科の目的は「理論的かつ実踐的な知を兼ね備え、現代の人間が直面している諸問題に多面的に取り組み、社會的な要請に積極的に応えながら主體的に考え表現し行動できる自己教育力ある人材を育成する」ことです。博士前期課程では教育學、心理學、隣接諸科學の學習を通して人間社會に関する深い學識と研究能力?技能を養成するとともに、倫理観の熟成を伴った教育者、養育者、実踐家、臨床家等の人材を育成します。博士後期課程では、教育學、心理學に関する一層高度の専門的な研究活動を行い、研究の成果を國內外に発表するとともに學位論文を仕上げ、國內外の大學、研究機関等の高度な専門職で活躍できる研究能力と倫理観、資質、及びその基礎となる豊かな學識を育成することを目的とします。
 具體的な職業の例としては、諸資格が分かりやすいかもしれません。教育學専攻が教育職員免許狀の専修免許狀に係わる教員課程を擁している一方、心理學専攻臨床心理學コースは臨床心理士養成第1種指定校に認定され、さらに2018年度からは國家資格の公認心理師養成カリキュラムがスタートしています。専門性の高い教育職員免許狀や臨床心理士?公認心理師は、現代社會において、ともに一層の質の高い人材を養成することが目指されている職業資格であり、本研究科が育成する教育課程として二つの高度な資格養成カリキュラムを具體化することは、本學が果たす社會的貢獻の一つであるといえます。
 このような目的を達成するために、本研究科では専攻する分野やテーマに特化する蛸壺型の研究指導體制を廃し、コースワークを取り入れています。各専攻とも、分野橫斷的な科目やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力等を獲得するための科目等を配置して、體系的なカリキュラムを構築しています。大學院も現実社會の中で進化していきますので、今後もより良い學習環境、指導體制を志向します。
 自分のテーマを真摯に追求し、同時に「地の塩」「世の光」たらんとする。これは、大學院の學生にのみ求めるものではなく、教員スタッフもそのようにありたい、ということです。

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